お米の格付けとワインの格付けの違いは?
【お米の評価】
先日の日経新聞に、魚沼産コシヒカリが28年連続で守ってきたコメの食味ランキングの最高位「特A」から2番目の「A」に転落した、という記事がありました。
記事を拝見したところ、魚沼地区というのは魚沼市、南魚沼市、十日町市などにまたがり、合計で約2900平方キロメートルと東京都の面積の約1.3倍もあって、場所によって土壌や気象は少しずつ異なるとのことでした。
その中でどのお米がサンプルに選ばれるのかわからないのであれば、それは年によって品質にバラツキがあるのは否めないと思います。
【ワインの評価】
ワインについては、国によって格付けやワイン法が異なるので一概には言えませんが、
例えば、フランスのブルゴーニュ地方では、以下のような格付けがあります。
お馴染みのロマネ・コンティは「特級」格付けで、畑の面積はわずか 1.8ヘクタールしかありません。
一方、ロマネ・コンティが属するブルゴーニュという広い地域で見ると、総面積は 31,741 km2もあります。
ちなみに、ロマネ・コンティは平均1本100万円以上しますが、単なるブルゴーニュワインであれば 1,000円台で売られているものもあります。
従って、今回のお米の格付けの話でいうと、ロマネ・コンティの畑と通常の畑を同じくくりにして評価しているので、正当に評価するのであれば、畑や村単位の小さなくくりで評価すべきと思います。
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